とにかく情報収集。先方の事務方や仲間に直接聞いたり、ネットのコミュニティを利用したりする。基本的に、渡航前にアパートを正式契約するのは非常に難しい。短期のルームシェアか、ホテル住まいが現実的。
僕の場合、ルームシェアを見付けるため、SIO housingという研究所のメーリングリストに部屋探し中の旨を投稿したり、借り手募集の投稿に応答したりした。
そのほか情報ソースとしては、サンディエゴタウン、Craigslistなど。前者は日本人コミュニティのもの。日本人対象の不動産業者もある。後者は、サンディエゴ全般。情報量が半端なく、メール配信をONにすると大変なことになる。不動産業者の情報も多い。
La Jolla Del SolというUCSDが所有する寮もあるので、登録しておく。が、通常は1年以上待つ。渡米一ヶ月前くらいから登録は可能(期限内に証拠書類(IDとか)を提出しなければならない)
部屋探しメールを投稿するときの留意点:
詳細なやり取りにおいては:
僕の場合は、何件か検討した後、自分の投稿に返事をくれた人と話がまとまった。
SSNを取得し、銀行口座を開設してから住居探しを開始するのが一般的。SSNがないと住居費・光熱費等々のDeposit (前金)が高くなる、というデメリットがあったりするが、不可能ではない。
空き物件情報は約1ヶ月前から各種ML等に案内されるようになる。住所や家賃などに応じて先方(個人であったり不動産会社であったり)とやりとりする。気に入れば実際に物件を見に行く。部屋には人がまだ住んでいる場合も多いが、大抵見せてくれる。Community Complexの場合は、現時点での空き部屋を見学させてくれる。
Apartmentの賃貸には、leasingとsubletがある。leasingは不動産業者との正式契約になり、subletはいわゆる又貸しの個人契約。leaseした人が契約途中で引っ越してしまう場合などによく起きる。よって短期賃貸向け。正式契約にsublet禁止と明記している場合もあるが、名目化しているようだ。Sublet情報は各種MLによく載る。
Condoは、買取が前提の不動産。が、投資目的等で貸し出されている場合がある。多くが個人契約になる。オーナーの都合(例えば転売するとか)で突然追い出されたりすることもあるので注意。
Complexの所有会社の方針(あるいは買収)で、Apartmentが全てCondoになる、ということもあるらしい。契約前に聞いておくぐらいはしておいたほうが良い。(実際にはあまり意味がないが…)
個人契約は、融通が利きやすいが後々のトラブルになりやすい。また、お買い得もあるが、つかまされることも起こり得る。一方正式契約は、膨大な契約書にサインさせられるので、後でトラブルになりにくい(文句の言いようがない)。家賃は大体相場通り。信頼できる人or会社と契約するのが非常に大事。
個人的なポイント
次年度からレントがあがる、といってきたので引っ越すことに。2ヶ月前くらいからちらほらと空き部屋情報が出てくるので調べていると、近所のアパートが今のリースが切れる2日前から空く、とのことでそれにした。
Old | New | |
タイプ | Condo | Hotel |
間取り | 1br1ba | 1br1ba |
広さ | 727sqft | 880sqft(!) |
レント | $1420(12mo) | $1315(9mo, $50 concession) |
階 | 地上1階 | 地上3階 |
どうも、安い。近所のほかのところと比べても格段に安い。それで、http://www.apartmentratings.com/をみると、なんだかやけに叩かれている。どうも、駐車場がよくない、Officeの対応が悪い、うるさい、という意見が多数。安い分学生が多いみたい(しかもルームシェア)。ただ、口コミははっきりいってあてにならないので(文句だけ書くから)、とりあえず入居してみることに。安さの誘惑には抗えない。引越しは、トラックを借りて友人2人に手伝いを依頼。案外荷物が増えててちょっと大変でした。
で、入ってみたわけですが、広いし、日当たりはいいし、風通しもいいし、クーラーまでついてるので、非常に快適でした。駐車場は3つ分のスペースを一人で使ってるし、Officeはいやなオバハンはいるけど、その人以外は問題なし(その人も仕事の上では別に問題はない)。うるさいのは本当で、特に床が普通のアパートとかより薄いみたい。まあ、僕は特に気にならず。というわけで、更新までしました。更新後は12ヶ月リースだけど、割引なし、レント上昇(なぜだ!)ってことで$1344になりました。
2年近く待ったかいあって、UCSD職員用住居に移ることになりました!詳細は後ほど。平日の引越しなので、業者に初依頼。
UCSD職員用住居であるLa Jolla Del Solへの申し込みが初めて受理されたのは2007年5月。実は2006年の出発前にもアプライしてみたのだが、書類とかが揃わなくてうまくいかなかったのです。で、初めてオファーがあったのが、2008年2月ごろ。そのころは日本への長期帰国も控えていたこともあり、お断りしました。が、立て続けに3月ごろまたオファーがきて、それも断りました。2回断るとWaiting listから削除されて一からやり直し、ということで一応アプライしなおしましたが、ほとんどあきらめていました。
が、再度渡米してしばらくした8月、早くもオファーが来ました(なぜだろう?)。今回の滞米は無期(パーマネントではなく、決まってないというだけ)なので、検討した結果、受けることにしました。最上階の2BR1Bathという条件も良かった。
Old | New | |
タイプ | Hotel | Condo |
間取り | 1br1ba | 2br1ba |
広さ | 880sqft | 803sqft |
レント | $1344(12mo) | $1422(12mo) |
階 | 地上3階 | 地上3階(最上階) |
こう見ると、前のアパートの床面積単価の安さが際立っていますね…。
旧アパートのリースが08年6月からの1年契約で、まだ9ヶ月以上残っていました。ここのアパートの場合、
というチョイスがありました。前者の場合、実際には30-day notice ruleもあるため、例えば9/1に出て行きたい場合は、8/1より前に申し出て、9/1までの家賃に上乗せして手間賃を支払うことになります。まあ、要するに余計なお金がかかるので、とりあえず後者をトライしてから無理なら手間賃支払い、という作戦でいくことにしました。あと、前者の場合、何か割引が考慮されていた場合、それも払い戻さなければいけないとのこと。
こういうとき、頼りになるのは口コミで、SIO-Housing、San Diego Town、Mixiなどに宣伝を出しました。たまたま友人の友人が家を探している、という情報を得て、交渉したところ何とかうまくことが運び、リースを引き継いでもらえることになりました。良かった良かった。友人に大感謝。
入居可能日が急な平日だったので、今回の引越し作業は業者に依頼することにしました。といっても右も左もわからないので、とりあえず相見積もりを出してもらうことに(引越しの3週間前くらい)。グーグルで引っかかった、ここに必要情報を入力して返事を待ちました。すると次の日には5-6件の電話やE-mailがあり、色々分かりました。簡単にまとめると、
我々が選んだのは、口コミにも一切情報のないTrans United Moving。理由はその安さ。$65/h/2menは破格。4時間で$293という見積もりを持ってきました。しかも、$20分の消耗品を払い戻す、とのこと。一抹の不安はありましたが、それも経験かと思い契約しました。引越しの約2週間前。
当日朝、大体のパッキングを終えて業者を待つ。しかし約束の10時になってもこない。どうもI5が渋滞で詰まっているらしい。不安がつのる。約1時間遅れで、でかいBudget Truckがやってきました。自社カーじゃないのか!そして現れたのは若い金髪青年二人組み。おっさんじゃないのか!(←偏見) まあ、色々突っ込みどころはありましたが、ちゃんと来てくれたので一安心。Moverはロシア人のようで、わざわざLA方面から来たらしい。儲けが出るのかしら、とヒトゴトながらふと考えてしまいました。
仕事はバッチリ。見た目はスレンダーだけど体操選手並みの筋肉でバリバリ運びます。問題のソファーやベッドも引越し用ラップでぐるぐる巻きにして難なく移動。すばらしい。さすがに3階までの階段にはうんざりしていましたが、自分も手伝ってちゃっちゃと時間通りに終えました。ちなみにloadingに約2時間半、unloadingに約1時間。案外積み込みのほうが時間かかるのですね。
最終的な請求は、ラップ代を加えて立替の$20を引いて約$300。労働のハードさの割りにとっても安い買い物だった気がします。自分でトラック借りて人手をお願いしてお礼にご飯おごって、とかやってもそこそこかかりますからねえ。