サマリー:
金曜4:30PMにSolana Beach出発、電車でLos Angeles入り。
土曜5:00AM出発。5:00PMごろ、Solana Beach到着。総走行距離210km。
一番良かったルートは、San OnofreからOcean Side [bigsmile]
一番悪かったのはOcean SideからEncinitas [sad]

Train from Solana Beach to LA

自転車ホルダー

サンディエゴダウンタウンの北約20マイルにある、Solana Beachが出発点。4:30ごろの電車に乗るため、仕事は3時に切り上げ出発 [wink]。参加メンバーは、SIOのJessicaとGeoff、LAからOmとのこと。SIO-Cycling MLに突然レスポンスしたため全員初対面だ。やさしくしてくれるだろうか、めちゃめちゃ本格的ならどうしよう、などと色々どきどき。

予想はしていたが、I5がめちゃめちゃ混んでいる。4時からコンサートがあるから、とのこと。スムーズにいけばSolana Beachまで15分くらいで着くが、30分くらいはかかり、かなりあせる。Solanaについても、駅の駐車場が完全満車でさらにあせる。結局近くの小学校にとめた。駐禁切られないよう祈るばかり。

駅の中でもチケットに長蛇の列。Geoffと出会うと、ちょうどJessicaが買っているところなので、頼んでしまった。Geoffは見た目スポーツマンで気難しそう。Jessicaは大柄な女性で、フレンドリーな感じ。後になってわかったが、Geoffは全然気難しくなかった。

アメリカの電車には、自転車ホルダーがついてる。 3人のバイクを取りつけて二階席へ。結構混んでた。Solana BeachからLA Terminalまでは約2時間だが、途中長々と止まったりして案の定3時間くらいかかった。25ドル。

LA Union StationからMetroのGold Lineというのに乗り換え、6駅くらい東に位置するMissionという駅で下車。1.25ドル。そこでOmと対面。JessicaのMIT時代の友人らしい。小柄な南アジア人。インドかなあ?

で、4人になったところで夕食へ。全員が自転車乗りだから行動範囲が広くてよい。イタリアンにいって、多めに頼んで明日の朝食に残す、ということにした。で、イタ飯屋にいってラージピザ2つとパスタを頼む。このラージピザが曲者で、サイズがでかいだけでなく、めちゃめちゃ分厚い。気持ち悪くなるまで食べても、結局半分も食べられませんでした。朝ごはんがいっぱい。多分食べないが。

Omが自分の部屋を開放して3人の寝床を作ってくれ、自身は友人宅へ。クーラーかけっぱなしで寝たら、3時ごろに寒くて目が覚めた。危なく風邪を引くところであった。

LA to Long Beach (25 miles)

Long Beach付近で休憩

4:45起床。日焼け止めをたっぷり塗って、股にはバセリン塗って、準備完了。Geoffと僕は、昨晩の罪悪感からペパロニピザを食す。気持ち悪い。LA Union Stationまでは電車で行くのが良いとのことで、またGold Lineに乗る。LAに着いたところで、Fare Inspectorが待ち構えていた。ギリギリに駅に到着したため、Jessicaだけがチケットを買えなかったのだが、それに最高250ドルの罰金とかぬかしよる。機械の調子が悪かったのが原因なのだが。それを説明しても聞き入れられず、結局罰金の催促が来てからその係と争うことになった。欧米の運賃システムは本当に嫌いだ。ゲートや自動販売機をちゃんと作って、公平に集めるようにして欲しい。多額な罰金によるコントロールは、争いを生むだけだ。

で、結局6:00ごろからライドスタート。まずは南下してLong Beachに向かう。Geoffが一番速くその次が僕なので、Geoffと僕、OmとJessicaというチーム編成に自然になった。Figueroa Stをぐんぐん南下。なだらかな下りになっているのが、気持ちいい。早朝でマシとはいえ、車や信号が多いのが難点だ。約20マイルを下ると、海の香りが。Long Beach到着。Pacific Coast Highway (PCH)に乗り換えたところで、一旦Jack in the boxで休憩。水、水。この時点で大体8時ごろ。

Long Beach to Newport (21 miles)

ジェフがパンク

Long Beachからは、San Clementeまで基本的にはPCHの一本道。まあ、この時点では知る由もないが。Geoffと一緒に快調に飛ばす。Bike Laneが広く、海も見えたりしてとても快適だ。他のRiderたちもたくさんいて、抜いたり抜かれたり。Geoffとも近づいたり離れたり。

ちょっとGeoffに置いてかれたなーと思っていると、縁石のところに見慣れた赤ジャージが立って手を振っている。Geoffだ。パンクしてしまったらしい。見てくれ、と言ってタイヤに5mmくらいの切り傷があるのを見せてくれた。ガラスか何かを踏んだらしい。僕も踏まなくて良かった。とりあえず、Beachの更衣室のようなところでチューブ交換し、タイヤの内側に厚紙(切符)を当てて対処した。

そしてゆっくり(といいながら結構速かったが)、Huntington Beachの町に出て、Bike屋を探す。Geoffはタイヤ交換、JessicaはGeoffをみてびびったのか、スペアチューブを購入。僕は、スポーツドリンクの粉を購入。暑くなってきたので塩が必要。

で復活したところで、また快調にPCHを飛ばす。次の町のNewportでお昼ご飯だ。

Newport to San Clemente (26 miles)

お昼ごはん

Newportの町はイマイチいけてなかったけど、少し探すとメキシカンレストランがあった。ブリトーが無性に食べたいのだ。しかし、ちゃんと食べたのはGeoffと僕だけ。知らないよー力が出なくなっても。まだ11:30くらい。

Newportの次は、Laguna。これがアップダウンの大変な区間だった。まあ、毎日Geneseeで坂路訓練している僕にはヘノカッパ…といいたいところだが、正直辛かった。けどまだ体力はあるらしい。下りで抜かせて、上りで抜く。ひたむきな走法だな。この辺でちょうど半分くらい。てか、暑くなってきたよ~~ [worried]

Lagunaを過ぎるとまたなだらかな道。PCHをぐんぐん進む。途中で誰かに怒鳴られた気がしたが、怖いので気にしないことにする。と、思っていると、後ろからGeoffがやってきた。どうも、待ってくれていたGeoffが呼んでたらしい。ちょうど「道大丈夫かな…」と不安になってきてたところなので、すごいほっとした。

San Clemente Pier

San Clementeの北でPCHが終わるので、南に出るには住宅地を抜けなければいけない。はっきり言って迷路だ。Geoffはそれを心配して待っていてくれたみたいだ。ありがたや。その住宅地はすごいアップダウン。でも結構楽しかった。「Bike Route」というサインどおりに進めば南に抜けられるようだ。

このあたりで、後続の二人から連絡。少し後ろにいるが、San Clemente Pierの駅で落ち合おう、ということになった。フーンとか思っていると、僕らはすでに通過していたと言うことに気づく。つーわけで、少し戻る。しかも坂道を。てか、PierはAmtrakの駅でもあるのに、その行き方のサインが全くない。人に聞いてなんとかたどり着いた。けど、そこでもう一度連絡取ると、ルートから外れているので、やっぱりもう少し先で落ち合おう、ということになった。初めからそうしようよ、と提案もしたのに~~。

San Clemente to Oceanside (22 miles)

自転車専用道

気を取り直してまた坂道を登り、いつの間にか抜かれていた2人と合流。ここからは、Newclear Plantがあるらしく、人家がほとんどない地域だ。というわけで道もあまりないのだが、そこはアメリカ、旧道を自転車専用道にしている。I5、というかAmtrak線路沿いを専用道でビューンと飛ばす。よく見ると、しばらく前にOnofreにサーフィンしに来たときに歩いた道ではないか。少し感動。

キャンプ用の駐車場を抜けると、専用道がなだらかに下り始める。しかも昼過ぎの追い風。Geoffがしきりに言ってた区間だ。大してこがなくても、時速25マイルが余裕で出る。マジ気持ちいい!

そのルートが終わると、今度はI5に乗るか、海軍基地を横断するかの選択を迫られる。もちろん海軍基地に行ってみる。IDを見せると問題なく入れてくれた。道もよく、車は少なく、これまた快適な道だ。というか、基地というより普通の住宅地だ。学校があるし、お店もあるし、ガソリンスタンドもある。軍人さんは家族で住んでいるのね。出るときにはチェックはなく(というか基地を出たのか分からなかった)、そこはOceanside。

Oceanside to Solana Beach (18 miles)

ゴール目前!

いよいよ、ラスト区間だ。Oceansideで水を補給し走行開始。しかし、何かおかしい。力が出ない。速度も明らかに落ちている。下りでもギアを上げられない。Geoffはずーっと先に行ってしまったが、何か幻を見るようになってきてしまった。Carlsbadを過ぎたあたりでは、フラフラ。

どうも、これはガス欠のようだ。昼もたくさん食べたはずなのだが。少し前にくぼみでガタッとしたときにハンドルがずれてしまったのを直すのを兼ねて、Encinitas付近で休憩。溶けてベトベトになったPower Barを食べる。一眠りして糖分を体中に巡らせたいとこだが、さすがにそれは止めて走行再開。

ゴール!

少しは復活した模様。血糖値は重要だ。Encinitasを抜けたあたりでは、あと数マイルでゴールということでMotivationも上がってきた。がんばれ俺!しかし、本当にスピードが出せず、おっさんとかに続々抜かれる始末。沿道の人々に「あきらめるな!」とか言われるし。お前ら俺がLAから来たとは夢にも思ってないやろ、畜生とか思いながら(というかブツブツ言いながら)進む。ちょっとマラソン終盤状態である。

そして、いよいよ見覚えのある建物が。駅だー。そしてゴール [bigsmile]。Geoffがいないので連絡してみると、車で涼んでるとのこと。ちょっと待たせすぎたか。で、来てくれたので、完走を讃え合う。うーん、感動的。で、僕も車を取りに行くことに。駐禁心配だし。その間にGeoffが残りの2人にもう一度電話すると、あと1時間くらいかかりそうとのこと。つーわけで、待たずに帰ることにしました。最後の最後にドライだなあ。って僕もだけど。