Koren, V., S. Reed, M. Smith, Z. Zhang, and D.-J. Seo, Hydrology laboratory research modeling system (HL-RMS) of the US national weather service, J. Hydrol., 291, 297-318, 2004.
NWSにおいて、SAC-SMAのみでLumpedモデルとして流量予測をやってたのを、流下に関してのみKinematic Waveを使い始めた(つまりDistributedとなった)。(その辺の選択はFlexibleの模様。)そして、旧型と新型とで、DMIP地域で比較。ちなみに、SAC-SMAはConceptual, Kinematic waveはPhysically-basedと分類。
Kinematicを使うのは、HillslopeとChannelの2箇所でのFlow。Hillslopeのほうは、よくあるSubgridスケールのパラメタ化。
結果、降水分布の偏りが大きいケースではDistributedのほうがだいぶよくなった。が、大体のケース(降水分布が均一)では、Lumpedも結構よいので、似たり寄ったり(に見えたが、「かなりよくなっている」らしい)。が、DMIPではNWSのLumpedに比べて軒並みダメだったので、研究用のモデルより現業のほうがやっぱりよい、という結果、とも解釈できる(かも)。