生態学・生物地球科学における安定同位体比の利用
2003/9/4 13:55-@京大生態研センター
14:00- 半場さん(岡山大)
- CO2固定反応はCO2量に制限される.現在の地球のCO2は光合成を制限している
- 葉っぱにCO2量・水量・光量を固定した空気を当て,光合成速度を調べる.
- 光合成速度の値+CO2同位体比によって内部コンダクタンスを求める.
- CO2同位体比は『シンクライン』で分析する
- 内部コンダクタンスとは?葉の内部構造.詰まってるほど高い.
- インゲンはスカスカ.椿は堅牢.
- 高地では葉自体の堅牢性を高めるため,細胞壁が分厚くなる→コンダクタンス↑
- 水分子のほうがCO2分子より大きい.つまり,水用のチャネルはCO2を通すチャネルにもなりうる??
- 遺伝子操作で水チャネルを増やしたりすることもできる!
14:35- 野口さん(大阪大)
- C4植物:PEPCaseという酵素で炭素濃度を濃縮する.
- 炭素同位体比:C3植物:-25〜-35,C4植物:-15〜-25
- C4:サトウキビ,トウモロコシ,ススキ,,,しぶとい雑草.
14:55- 杉本先生
15:15- 香川さん(森林総研)
- 水ストレスを受けると炭素同位体比は高くなる
- 光合成によって葉に固定されたCはどれくらいのタイムラグで幹に移動するのか.
15:55- 芳村
- 過小評価の原因は?-木庭さん
- 使用データを変えるとマスバランスはどうなる?-杉本先生
- D-excessは?
16:20- 一柳さん
- インドネシア9月は降水量効果ナシ.起源を見ると,ローカル水が混入.
- 降水効果は日界ではおかしくなる.イベントごとの積算雨量と同位体比なら.-??先生
16:45- 木庭さん(東工大)
- 窒素循環
- 今まで,現存量(ストック)をみてフローを想像していた.
- 循環を見るためにはフローをしっかりと見なければいけない.
- 硝酸はアンモニアより低い窒素同位体比.
17:15- 金子さん(横国大)
- フトミミズ.ミミズは見分けが難しい.
- 落ち葉をためる.
17:32- 辻村先生(筑波大)
- モンゴル.流域における,地表面過程の同位体モデル,観測.
- おもしろそう!空間代表性は確認中.
- #地表面をモデル化するに,必要なスケールはなんだろう?