HyARC同位体セミナー
2004/2/6 9:30-18:00 @HyARC
- 竹内さん(地球研):アルタイ山脈アイスコア
- 170m(一日20m),毎サンプルは50cm長.大体800年(50cm/年として).
- 夏に融けない場所が良い.
- 氷の層と雪の層があったりする.(上のほう)
- 年に1サイクルの季節変動ではない(←観測から).だからアイスコアだけから年代測定は難しい.
- 花粉分析・化学分析のほうがわかりやすい.
- 直接の降水とは一致しているのか?→確認中
- 氷河流動を考慮しないため,長期のアイスコアは鉛直方向の移動のみと考えられるところを掘削している.
- 坂井さん(名古屋大):中国七一氷河(黒河流域)
- 近年,氷河厚さはどんどん減少.
- 氷河の表面氷(裸氷)の同位体比は逆高度効果.←氷河の流動特性(高いところの降水は低いところから出てくる)
- 中澤さん(名古屋大):ヒマラヤアイスコア
- ブータン.20年でかなり縮小.
- 雪の下に『汚れ層』.微生物が入っている.夏の融解期に繁殖.夏のマーカーとなる.
- 橋本さん(名古屋大):積雪の同位体時間変化
- 中塚先生(北大):樹木年輪セルロースの水素酸素同位体比から降水同位体比を復元
- 葉面の蒸散→葉っぱの同位体比は蒸発効果を受けた水と同じ.
- 酸素同位体は,個体間の差が少ない.(炭素はデカイ)
- 夏季の相対湿度の変動と樹木酸素同位体変動は負の相関.
- 水素同位体:樹齢効果
- 山崎さん(北大):遮断蒸発の見積もり
- 秋山さん(名古屋大):地下水涵養
- 陳さん(地球研):黄河デルタ(色んな水質項目から)
- 浅野さん(東大):流域レベルにおいて,水がどこをどれくらいの時間をかけて流れてきたのか.
- 同位体変動の振幅(標準偏差)と平均SiO2濃度に負の相関
- 池田さん(名古屋大):同位体雲モデル
- 芳村
- 一柳さん:降水量効果
- 阿部さん(名古屋大学):酸素循環
- 酸素量はず〜〜〜っと一定.
- 光合成:H20を食ってO2を排出.その際分別はなし.
- 陸上からでる18Oは7‰くらい.ソースはこれのみ!!
- 成層圏での17O,18O生産には,両方分別しない.