平成16年度名古屋大学HyARC研究集会
マルチスケールの水循環過程に対する水の水素・酸素安定同位体の応用
2005/2/24-25@HyARC
- 11:30ごろ
- 奈良から名古屋到着。キャンパスで『受験生ですか?』と聞かれる。俺も捨てたもんではない。
- 篠田さんと、水蒸気起源シミュレーションについて戦略会議。なかなかおもしろい。
- 準備が終わってないので、パンを購入して、会場へ。そのとき、自転車をキコキコこぐ出世さんに出会う。
- 会場には一番乗り。
- 13:15 中村先生
- HyARC研究2年目。
- 名大MASSの売りとしては、数をこなすということ。
- 13:20 檜山先生
- 13:25 阿部さん
- HyARC MASSの現状報告
- 2002年10月から運用。2年で3500個。
- リファレンス水は、6割使用して捨てる。
- 1日にDも18Oもやる。大変だ。
- AWが、分析時のふたの開け閉めの際の水蒸気とのやりとりで大きく変わっている。
- 水素のほうが精度が良くない。引越しの際かなり落ち込んだ。
- 13:45 名大環境学研 坂井さん
- 七一氷河、オアシス。
- 5100年前の氷は1000年前のものだそう。下流に移動してきた。
- ダストと同位体によるデイティング。
- 厚さと密度で降水量。(融けていないという仮定)
- 氷河内移動では平行移動。
- 14:10 京大農学科 山崎さん
- 14:30 名古屋大学 秋山さん
- 河川水の同位体比とCl濃度
- 閉鎖水溜りと仮定して、Cl濃度の変化から体積変化を推定し、分別係数を再算出。
- 14:45 三重大学 宮岡さん
- 黄河河口域
- 川からの涵養方向と、海水の浸透方向がなんとかくわかる。
- 今後はモデルによるインバース計算?かな?
- 15:20 名古屋大 藤田さん
- ドーム富士で2500mのコアの次。
- Vostokは斜面の中腹で掘ってしまった。
- ドーム富士コアとボストクコア:20万年前あたりからピークがずれてきている。
- Vostokの気温効果は、いわゆる降水の気温効果より大きい。(1.79℃/10‰(δD)>1.23/10‰)
- 越冬の観測は、ほぼ例がない。
- 1年間で、コアの変動の3倍以上の変動幅。冬低い。(-350〜-600‰)
- 下向き長波を上空温度のプロキシと見て、気温効果を見ると、クリア。
- そのような、超軽いところでは、D-Oの傾きは緩やか(6.37)になる。
- d-excessも-30〜40‰
- 降雪と積もった雪とコアはかなり違う!
- 超低い同位体比の降雪は、堆積雪からは見られない。だけど、コアは?
- 水蒸気のソースは年数回あるブリザード。
- 15:50 東工大 植村さん
- アイスコア。過去の気候変動をなぜ知りたいのか。
- 今の位置づけ→間氷期の安定期?寒冷化に入りかけ?
- 気候変動メカニズム→
- アイスコアの同位体比は、なんのプロキシ??同位体温度計はどれくらい正しいの?
- バックグランド:10m雪温とその同位体がとても一致。
- しかし、アイスコアは、一点の降雪の
- まずはソースに関する考慮。
- D(18):南極の気温・起源海水温
- d-ex:
- d値の補正:δ値を用いて局地的な影響を取り除く。(δ値が極めて小さいとき、d値が上がる、という現象)
- 補正後は、南半球のSSTと良い相関。SST?どこ?
- 16:20 阿部さん
- 16:40 名古屋大学 三村さん
- マーチソン隕石。有機物が含まれていた。地球では考えにくい同位体比。
- 衝撃。ユゴニオ
- 衝撃によって、脱水素・脱炭素を引き起こす。その程度はそれぞれ異なる。
- 衝撃によって、同位体分別も起きる。
- マントルの水は海水より軽い。(チョイネタ)
- 17:15 石崎君
- 緊張のためちょっとスローか。
- 5.7bでは再蒸発が抑えられているらしい。