科学振興調整費「我が国の国際的リーダーシップの確保」
課題番号51044『世界の水問題解決に資する水循環科学の先導』
運営委員会
日時:2005年3月25日(金)13:30〜15:30@IIS
参加者:虫明・中山・神田・沖・宮崎・田中・立川・深見・鼎・竹内・平林・高橋(JST)・芳村
趣旨紹介(沖)
科学技術振興調整費の説明(高橋)
東大生研(沖)
- Virtual Nitrogen
- 国際的リーダーシップをとることのメリットは?
- デファクトを握る。
- オリンピック的な位置づけ?
- アジアを率いる?(研究帝国主義?)
- 今後
- Global Hydrologyにおける地位
- 水災害予警報システム、アジアへの展開
- H18に国際シンポジウム。
山梨大学(竹内)
- PUB/IAHS:観測が不足する地域に対してどのように科学は貢献できるか。
- H17
京都大学(立川)
- H16年度
- H17年度
- 8月水水PUBセッション(というより研究ジャンル)
- 国内での活発な活動が国際的リーダーシップに必要
土木研究所(深見)
- UNESCOセンター設立準備
- 洪水に関する実務者WSの開催(アジア中心8カ国)
- H17にも開催
地球環境学研究所(鼎)
戦略/国際情勢(竹内)
- G8/GEOSS
- UN ID Freshwater and Sanitation
- GWSP、WRAP、CEOP
- JIIHP(同位体/IAEA)
- GFAS(Global Flood Alart System)
- ESに水文モデル搭載
- Blueline(行政府の研究機関)も参画
- ナウキャストの国際配信を目指す。
コメント(虫明)
- PUBを中心としたアジア牽引とGSWPを中心とした先進研究へのキャッチアップがうまく機能している、と思う。3次科学技術計画の中心とな
るような具体的な果実を作るのはどうか。
コメント(中山)
- オランダ。世界に売れるプログラムパッケージを作るのはいかがか。デファクトスタンダードを目指す。
- その場合、『本当に良いモデル』である必要はない。
- 戦略的なキャパシティビルディングとマーケティング。
- 『あくどい??』くらい戦略的に。
コメント(神田)
- 財務省と大学の関係=外務省とNGOの関係。
- 研究者と実務者のプロジェクト。当事者はどこにでてくる??視点にもう少し広がりを。
- 例えば、中山先生の言うデファクトスタンダードとなる予警報システムができたとして、それがどう当事者に普及するのか。
- アナログ媒体。
- 他国の研究者との交流を深めるだけではなく、その研究者が現地にその概念・技術を還元できるか、までをサポート?
若手コメント(芳村・宮崎・平林・田中)
- 国際WSの若手への刺激。
- 実務者と当事者の乖離
- 会議の削減。そんなプロジェクトへ。
- 長所短所をしっかりと指摘。
最終シンポジウムに関して(沖)
- 人優先(鼎)。さらに推薦。
- レベル別セッション
- 次世代VIPを各国から招聘。
- 当事者を救うためのサイエンスとは??どう評価する?
- 先端の『向く先』を変える。
- 先端とは、仕組み。それを理解するのはサイエンス。それを噛み砕いて伝えることが『役に立つ』といえるのではないだろうか。
- 洪水予警報システムのみが、実現可能そうに見える。
- モデルの向上がどれだけ実地に役立つのか?どういう風に役立つのかは研究になる。
- 今の洪水予報(日本):モニタリングしか使っていない。モデルは役立っていない。
- 一致団結なモデル開発というわけではなく、各々が開発し、磨きあう。盛り上げる。
- GFAS2:発展途上国洪水目的Mike11ミニチュア版開発。民間企業対象。(深見)