Dr. Joao Teixeira (JPL-CalTech), "Turbulence, clouds and climate models"。Kさんの現ボス。モデルの雲がいかに難しくてバラバラか、ということから始まり、水蒸気の確率分布のパラメータを予報変数としたモデル(Navyモデル?)を用いたカップルランで下層のstratus cloud分布の再現性が改善された、という話。それによりOLRが上がり、地表温度は少し下がる(温暖化軽減)。
このPDF-based cloud parameterizationは水蒸気の総量だけを予報するため、モデルとしてはむしろシンプルになるらしい。だが、予報変数を取り変えるのは困難なため、実際にはほかのどのモデルにも入っていないという状況。実際の雲の水蒸気分布は大体ガウシアンだから、ガウシアン近似でいいとのこと。
すごいできる人っぽい。ポルトガル人らしいが英語もうまいし。同位体のことを話したらJPLに一度おいでよ、といわれた。マジでいつか行こう。
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