Seminar Report

Dr. Markus Jochum (NCAR) "Reproducing the last glacial inception and the associated changes in air-sea carbon fluxes with CCSM"

氷床モデルや植生モデルも含んだ、フルカップルモデルによる古気候再現実験。勝手な勘違い(?)で、そんなのは当の昔にされているもんだと思っていたが、NCARの人が最新だというのだからそうなんだろう。Presentの500年と115KBPの500年をシミュレート。115Kの特徴はCO2は高く、気温(dD)は低い。300年くらいで定常状態に。Insolationの平均値はTropicsで2Wほど115Kのほうが高いが、極域では少し低い。季節変化はかなり大きい(夏に-50W程度。これによって氷が融けない)。Tropicsでは温度上昇。北半球での気温低下、氷床の広がりはReasonable。しかし南半球はいまいち。コメントで65Kのシミュレーションはどうか、という話。季節変化の差がずれていないらしい。

category:Seminar author: kei at 2010-05-11 (Tue) 17:45:47

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