IESAまとめ †
Evaluation of Reanalyses – Developing an Integrated Earth System Analysis (IESA) Capabilityのまとめ
- アメリカの国内会議と考えてよい。日本人は気象庁から一名、JPLの人が一名、自分、のみ。JPLの方は30年アメリカに住んでいるとのこと。
- 20CRとCFSRR(とMERRA)ができたことの記念会合と考えてよい。CFSRRの位置づけは高解像という以外あまりわからないが(MERRAも)、20CRはユニークネスが素晴らしい。NCEP再解析以来、アメリカが開拓的なプロダクトをだし、ヨーロッパが良くする、という流れは変わらないようだ。日本はヨーロッパの次。
- ERAはERA-CLIMというプロジェクトを推進中。最終的には1900以降の4DVAR、T511L91のプロダクトになるそうだ。おそろしい。(完成は2017以降)
- SODA、ECCOといった海洋再解析も順調そう。Fukumoriさんが作っている海洋Tracer実験のWebインタフェースは楽しそう。ECCOでは、再解析の特徴ともいえる、ブツ切れかつ収支がとじない場ではなく、Kalman Smoothingを使った収支がとじた場を提供している。
- MERRAは1hourlyのsurface変数を提供している。0.5度。詳しくはBosilovich et al., 2008, Vinukollu et al, 2010.
- CFSRRはT382L64+0.25degL40Ocean。Radiance assimilation。TCの再現性が良い(JRA25も良い)。QBOがダメ。R2は2010いっぱいで廃止。
- 20CR。ISPDなどの貢献が大きい。1800年からのを計画中(SiRCA)。http://reanalyses.org
- JRA55は海老田さん。中国の雪とかを初めて入れる。3ストリーム。
- ディスカッションネタは投入データの時代による違いや海洋のデータ等々。若干閉塞感もあるが、悲観的ではない感じ。
category:Meeting author: kei at 2010-11-05 (Fri) 06:40:38
#comment2_kcaptcha