JohnsonDG_JGR_2001a †
Johnson, D.G., K.W.Jucks, W.A.Traub, and K.V.Chance, Isotopic composition of stratospheric water vapor: Measurements and photochemistry, JGR, 106, 12,211-12,217, 2001.
- Category: Upperair Isotopes
- Tool(s): Observation
- Summary: 成層圏において、主にメタン(deltaD=-71‰)から生成される同位体比の高いHDOと、主に酸素分子かオゾン分子からの交換によって作られる同じく同位体比の高いH2-17OおよびH2-18O(delta17O=+12.2‰・delta18O=+23.5‰)に関する論文。
- Read Date: 2006-08-09
Messages †
- 地表面からの対流によって持ち上げられた水蒸気が成層圏に溜っていると仮定すると、その水蒸気の同位体比は観測よりも大幅に過小評価してしまう。
- 成層圏において、主にメタン(deltaD=-71‰)から生成される同位体比の高いHDOと、主に酸素分子かオゾン分子からの交換によって作られる同じく同位体比の高いH2-17OおよびH2-18O(delta17O=+12.2‰・delta18O=+23.5‰)に関する論文。
- 対流圏からの流入を考えず、成層圏におけるAging(?おそらく化学反応による影響)だけで同位体比が決まるモデルを考案。
- 高層観測と比較して、成層圏の平均値(550K〜900K≒23〜32.5km)を決定。
- 水蒸気量:3.48±0.15ppmv
- deltaD:-679±20‰
- delta17O:-84±31‰
- delta18O:-128±31‰
- 酸素の再現性は25km以下で怪しい。
Details †
- 観測FIRS-2(Johnson et al. 1995?, JGR)もフォローするべき。
- ATMOS(Rinsland et al. 1991, JGR)と比較(Only for Deuterium)
Question †
Memo †
- 化学式はフォローする気にならないが、面白い。モデルとしては単純だが。
- 成層圏の値として信頼できる気がする。使いやすい。
Comment †
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