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*How to make/use Station Data [#w47d1ecd]

#ref(amdcomp_wsp_197601.gif,right,around,zoom,160x120);
#contents
** Station Data の作り方 [#j610db8d]
- データファイルの構造
--同じ時刻のデータについて、1レコード(28バイトヘッダ+4バイトデータ×要素数)を繰り返す。
|4byte blank| stidが入っても良い(?)|
|4byte ascii: stid| stidは8文字まで。|
|4byte real (*2): lat, lon||
|4byte integer (*3): time, nlev, nflag|それぞれ通常0,1,1(?)|
|4byte real (*1) and integer (*2): time, nlev, nflag|それぞれ通常0.,1,1(?)|
|4byte real (*X): rval|30個までは動作確認|
--時刻が変わるときは、rvalなしの空ヘッダ(28バイト)を差し込む。その際nlev=0にする。
--上記の繰り返し(最後も28バイトの空ヘッダ)
--上記の繰り返し(最後も28バイトの空ヘッダ←重要)

fortranを使う場合の注意:
- open文の属性でrecordtype="stream"を使うと便利。しかし、少なくともPGFとGNUは非対応。ifortはOK(コンパイル時の-assume bytereclを忘れずに)

その他注意:
-コントロールファイルにZDEFが設定できないため、鉛直方向にレコードを切ることができない。時間方向のみ。したがって、変数を増やして対応するのが良い(1000hPaのT、500hPaのTなどを同じレコードに入れる)。(改善してほしい点)
** Station Data の読み方 [#q4892f0e]
-GRIBデータを読む際、ctlファイルからgribmapを通してidxファイルを作成するように、まず、ctlファイルを作成する。通常のGRIBグリッドデータと違う点は、以下の二項目。
 dtype station
 stnmap XXX.map
-次に、stnmapの実行
 $ stnmap -i XXX.ctl 
-GrADSを起動して、ctlを開く
 $ grads
 > open XXX.ctl
 > set digsiz 0.3
 > set stid on
 > d p

** BUFRファイル [#ib90ae4a]
[[GrADS本家のページ:http://www.iges.org/grads/gadoc/bufrformat.html]]によるとBUFRファイルを読み込んで描画できるとのこと。しかし、SIO/GDASのサンプルパッケージについている[[prepbufr78120100.bufr:http://meteora.ucsd.edu/~kyoshimura/tmp/prepbufr78120100.bufr]](いわゆるNCEP PREPBUFRファイル)について、
bufrscanで中身を読み取り、bufr.ctlに内容を書いてみるものの、うまくいかなかった。
 >open bufr.ctl
 >d temp
 Parsing BUFR file prepbufr78120100.bufr
 Finished parsing BUFR file
などとでるが、図は出力されず。gxout statにしてみると、データをひとつとして読み取っていないようだ。

上のprepbufrをGrADSで読めるツワモノの人、助けて…。参考までに作ったCTLファイルを下に貼ります。それか、GrADSで読めるBUFRファイルとCTLファイルの組み合わせをコピーさせてくれるだけでも非常にありがたいです。お願いします。

 DSET ^prepbufr78120100.bufr
 TITLE prepbufr78120100.bufr
 UNDEF -9999
 DTYPE bufr
 OPTIONS big_endian
 TDEF 6 linear 0Z1DEC1978 1hr
 STID 1,192
 XVAR 6,2
 YVAR 5,2
 VARS 13
 slon 0 6,2 Station longitude
 slat 0 5,2 Station latitude
 selv 0 10,194 Station elevation
 pres 0 7,192 Pressure
 spfh 0 13,192 Specific humidity
 dewpt 0 12,194 Dew point temperature
 temp 0 12,192 Temperature
 hgt 0 10,195 Height
 uwnd 0 11,3 U-component wind
 vwnd 0 11,4 V-component wind
 wdir 0 11,1 Wind direction
 wspd 0 11,191 Wind speed
 tpw 0 13,221 Total precipitable water
 ENDVARS

(2009/3/4追記)少しだけ進展。別のprepbufr(NCEP 2000/01/01 0Zのもの)を同じコントロールファイルで開いてみると、座標情報と観測属性だけは図化することができた。どうも、Replication Factorという値が-001のものだけは読み込めるようだ。肝心の観測値はReplication Factorがすべて000以降なので、まったく読めず。もう、prepbufrのGrADSによる直接図化は諦めて、Hwangさんがつくったpickupというプログラムを使って書き出すことにする。
** 描画のコツ [#oa82c2af]
*** Station IDの記入 [#y0fb85c9]
 > set stid on
 > d var

*** 小数点以下の桁数の変更 [#c5b8cc24]
 > set dignum 1 ## 小数点以下1桁
 > d var
*** 時系列変化 [#me8b0389]
任意の一地点を指定した上で、d var(stid='''stationname''')など。
 > set lat 1
 > set lon 1
 > set t 1 2
 > d p(stid=QQQ)

*** 内挿(oacres) [#sb05381e]
Reference用に緯度・経度方向に等間隔のデータを用意し、[[oacres関数:http://www.iges.org/grads/gadoc/gradfuncoacres.html]]を用いる。
 > open grid.ctl # 等間隔の格子データ(例えば2.5度再解析大気データなど。)
 > open stn.ctl # Station data
 > d oacres(gridvar.1,stnvar.2) # gridvarの格子で、変数stnvarを内挿

oacres内挿後、演算可能。従ってRMSなども楽に計算できる。
oacres内挿後、演算可能。従ってRMSなども楽に計算できる。散布図も通常と同様に描ける。
 > d sqrt(aave(pow(oacres(gridvar.1,stnvar.2)-gridvar.1,2),lon=-180,lon=180,lat=-90,lat=90))

しかし、内挿後のデータは面的に広がるため、一対一の比較にはならない。できるだけポイントでの比較をしたいときは、
 oacres(gridvar.1,stnvar.2,3,1,0.5)-gridvar.1
などとする。要するに、内挿の影響範囲をできるだけ小さくしている。下のgr2stnを用いるとほとんどの空間平均の演算(aaveなど)や散布図の描画ができなくなるため、こうせざるを得ないようだ。(2008/07/17現在。誰かstationデータ使った散布図の描き方、教えてください。) 
*** 内挿(gr2stn) [#l9adac25]
oacresとは逆に、grid格子のデータをstn格子点に内挿する。RMSを計算するにはこちらのほうが(おそらく)正確。しかし、一点一点計算するため、遅い。
oacresとは逆に、grid格子のデータをstn格子点に内挿する。%%RMSを計算するにはこちらのほうが(おそらく)正確。%%しかし、一点一点計算するため、遅い。
 > d gr2stn(gridvar.1,stnvar.2)

どうも、station dataのままでは、空間平均の算出や散布図描画ができない模様。一番使いたい機能な気がするのだが…。
** アメダス年報データの取り扱い [#w06bd520]
基本的に、下記リンクにある名大中村さんの言うとおりにやる。ただ、すべての観測点のデータをひとつのStation Dataファイルにまとめ、CTLファイルにoptions templateを記載した。
** Link [#mb9e6671]
-AMeDASデータをGrADSで読む~
http://www.rain.hyarc.nagoya-u.ac.jp/laboratory/OB/aya/research/amedas.html
-GrADS本家ページにあるサンプルの補遺~
http://dpo.ori.u-tokyo.ac.jp/dmmg/people/chuda/Comp/GrADS/Dataset/station_data.html