* lats4d [#le6a4a5f] GrADSバイナリ形式からGRIB, NetCDFへの変換に威力を発揮するGrADSスクリプト、lats4dのメモ。GTOOLのようにマイナーな形式でも、GrADS形式を経由させてより一般的な形式に変換することができる。 ** 参考サイト [#x8efb8b0] - http://gmao.gsfc.nasa.gov/software/lats4d/lats4d.html - http://www.ccsr.u-tokyo.ac.jp/~nakaura/lats4d.html [[IT memo/GrADS memo]]に戻る。 ** GrADS to GRIB [#fb671c58] *** 基本 [#bfaf73fe] ga-> run lats4d -v -i T2002.ctl -o T2002 -ftype ctl -format grads_grib など。変数名は8文字以内など、いくつかの制約(上記参考サイト参照)をクリアすると、ほぼ自動でgrib化してくれる。 *** tableファイル [#oe2f78ec] gribファイルでのIDや属性、精度を指定したい場合、"-table '''tablefile'''"を追加する。 -tableオプションなしでlats4dを実行すると.grads.lats.tableが作成されるので、それを変更するのが便利。 *** 風変わりな仕様(たぶんバグ) [#pf82ba6b] - 緯度方向が"levels"で、個数が大きい場合、gribファイル用のctlファイルのzdefがydefにつなげて書かれてしまう。よってgribmapが正常動作しない。gribファイル自体はできているため、あとでctlファイルを修正して "gribmap -i ctlfile" すればよい。 ***諸注意 [#gbf94d91] - 大文字に注意:lats4dのtableファイルでの変数名は小文字でないといけない。 - gridオプション:内容がガウシアン格子の場合、"-grid gaussian"を追加することを忘れずに。(コントロールファイルのydefがきちんと記載されているだけではダメ) ** GrADS to NetCDF [#cece4ed1] - format オプションをcoardsにする。 $ grads -bl -c "run lats4d -v -i XXX.ctl -ftype ctl -o XXX -format coards -q" 上記は、GrADS起動から行うとき。 ** NetCDF to GRIB [#z3108657] -ftypeをsdf(ncファイルがsdfopenで一発で読めるとき)あるいはxdf(xdfファイルが別途必要なとき)にする。 -formatをgrads_gribにする。