ACREまとめ

Atmospheric Circulation Reconstructions over the Earth (ACRE) Meetingのまとめ。正直こっちのほうが面白かった。東インド会社のログブックからの気温復元とか、熱すぎる。

  • Reanalysis会議から会場を一回り小さくして開始。
  • 船ログの解読をはじめ、あらゆる観測データを収集するプロジェクト。ACRE Chile, Pacific (NZ), India, Mediterranean, Africa, Chinaがある。日本はない。
  • Dick Dee。ERAの壮大な計画が判明。すごいよ、ECMWF。自分たちがひっぱる、という信念を感じるなあ。いわく、どんな観測もそのうち再解析に投入されるようになるから継続してがんばれ、とのこと。
  • Russ Vose。ISPDとGHCN。観測データの収集。1900年ごろには日本のデータが皆無。あると思うけどなー。毎週すべてのデータをパッケージしなおして、新たなコードを振ってすべて保存している。論文には使ったデータのバージョンを載せましょう。
  • Scott Woodruff。ICOADSとRECRAIM。これまた素晴らしい。船ログを収集。1662以降。東インド会社。
  • Paleo ReanalysisについてR. Seagerなどが中心に議論。現在の手法とは別の手法を使えば、何らかのプロダクトはできるだろう。
  • 自分の発表はまずまず。Seagerからサンゴのdatingについて質問。何人かから面白かったといわれた。
  • そのSeagerの発表は、1930年代のDustBowlと1890年代のDrought。1930年代のは大体理解されたが、1890年代のほうは不明。
  • 1925/3/18に起きたトルネードの再現実験。20CRを境界条件にして5層ネスト。
  • Google Earthに20CRを乗っけて見れるようにしている。
  • Old Weather。Wikipediaのように、ボランティアベースで航海記録をTranscript化する。すごい面白い取り組み。http://www.oldweather.org/ 天文にもある(Zooniverseと)。
  • 高校生の女の子の発表。Philadelphiaでの5年くらいの平均気温を18世紀のcitizen scientistのログブックからtranscribeした。21世紀の気候値と最大4-5度C上がっている。夏の方が上昇が大きい。ログブックはNOAAのJohn Buchananがscanしたもの。ログブックの読み方に慣れるのには時間がかかったもよう。
  • Climate Database Modernization Program (CDMP, 2000-)の取り組み。20M USD, 97 projects, 14 TB digitized。古い衛星画像も扱う。
  • Sitka observatory (Nowo Archangelsk) in Alaskaでのデータはかなり貴重。SiRCAに使われる。
  • 東インド会社の航海記録。1804年にピーク。
  • Accumulated Cyclone Energy (ACE)とENSOの相関が今世紀に入ってなくなりつつある。ACE自体も減少傾向?
category:Meeting author: kei at 2010-11-05 (Fri) 06:54:49

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