Academy WinnerのアルゴアがUCSDに来ました。チケットは即日完売(ただだったけど)という人気ぷり。僕は隣のオフィスのAlexにチケットをもらえたのでラッキー。 チケットには"Vice President Al Gore -An Inconvenient Truth"と書いてあって、「副大統領」はもう彼だけの肩書きになってしまったようだ。
余裕を持って1時間前にメインキャンパスの北のほうにある会場のRIMACアリーナに行ったら、長蛇の列。掻き分けて中に入ると、すでに結構埋まってしまっていて後ろのほうになってしまった。Ali&Bobとバッタリ会ってHi!なんていいながらぼーっと待つ。
ちなみに会場はただの体育館で、ステージやスクリーンが小さく、いすもすわり心地が悪く、イマイチであった。
いよいよ5時半、講演開始だ。まずは学長挨拶、そんでマウナロアの二酸化炭素濃度観測の元祖Roger Rivelleの奥さんが登場してAl Goreを紹介した。Rivelleはスクリプスの元ダイレクターだったみたいだ(知っとけ)。
で、アルゴアさんのトーク。2時間ぶっ通しでしゃべりっぱなし、 すごかったです。よくあそこまでテンションを保てるもんだと感心しました。さすが政治家。 スクリプスがRoger RevelleとCharles Keelingの本拠地なので、リスペクトの言葉が映画よりたっぷり、という感じでした。
時事ネタもふんだんに入っていました。2月のインドネシアの洪水とか、5月のカンザストルネードとか、 カタリナ島の山火事とか。その分喋りがキツキツで、ちょっとわかりにくくなっていたかもしれない。 あと、笑いのポイントは映画とおんなじでちょっとがっかり。"Entire Planet!!"とか、なべの中の蛙とか、シンプソンズのアニメとかね。
聴衆の方も、拍手だけでなく地鳴りもあったりと、エンディングに行くにしたがってかなり盛り上がっていて、テレビでよく見る大統領選の政治演説みたいでした。 「GORE!」のプラカード持っている人もいたし。 最近テレビで立候補の話がうわさになっているけど、結局どうするんだろう。大統領にならないのなら、今やっているのはなんのため?という感じがするけれど。