Seminar Report

Gilles Bellon (Harvard University)によるセミナー。"Intraseasonal variability of the Asian Monsoon: Atmospheric mechanisms and influence of the ocean-atmosphere interaction"。アジアモンスーン独自のシステムの南北振動(赤道域からベンガル湾あたりへの雨域移動)のメカニズムを簡単なモデル(おそらく南北運動にのみ着目したモデル)で解明した。赤道から北半球にSSTのピークをずらすと、雨域のダブルピークが再現される。

下層の風とそれによる潜熱が南北輸送をdriveしている。陸はインド洋SSTの北出口をふさぐ役割(結果、高SSTが維持される)として大きな意味があるが、陸上の相互作用はほとんど効いていない、と指摘。このあたり、ハワイや名古屋の人たちとぶつかるのかもしれない。

category:Seminar author: kei at 2008-03-28 (Fri) 14:05:46

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