Dr. Sue Chen (Naval Research Laboratory, Monterey)による、"Effect of air-sea interaction on hurricane intensity change"。
大気-海洋-波のカップリングモデル。大気は3重ネスト。ハリケーンに合わせて動く最後の5kmグリッドの大気に対してもカプラーがうまく働くのがミソ。ESMF(Earth System Model Framework)の一部らしい。Katrinaの再現実験で、かなりうまくいった模様。台風の進路に沿ってすこし東側の海面水温がより冷たくなったり、台風通過による40フィート近くの海面の盛り上がりが再現できたり、と盛りだくさん。面白い。
ちなみにこの手の研究では、TrackやIntensityをあわせるために初期値を動かすらしいので、初期値の再現性をはじめに示すようだ。なるほど。どれくらい走らせた結果のひとつなのか気になる。(かなりやった、とは言っていた。)
あと、別に北米にだけ特化したモデルではなく、どこにでもrelocationできるのがポイントらしい。
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