久々の和文論文

久しぶりに日本語での論文を書いた。もともと研究ノート(短いレポートみたいなもの)にしようと思って書いてみたが、案外長くなってしまったのと、論文でいいんちゃう、というご意見をもらったため。構想は随分前からだが、本格的に書き始めてからは約1ヶ月。英語に比べると少しは早いけど、まあやっぱり大変。色々細かいところも気になってくるし。日本語も十分難しい。

題名は「東アジアにおける降水d-excess季節変動に関する再考察」。25年前に提唱されて、なんとなくずーっと問題なく受け入れられてきたアイデアに真っ向から反論するものです。と書くと格好が良いけれど、hydrologyとmeteorology(と少しchemistry)のはざまのほんの小さな分野の、しかも(ほぼ)日本でのみの問題(→だから和文論文)での、小さな一歩なんだけどね。もしかしたら、みんな気づいていたけど、特に問題にしなかっただけかもしれないし。

Kanaにもみせたら意外に気に入ってくれた。ちょっとうれしい。ただ、こっちでは成果としてカウントされないよ、と釘を刺された。ごもっとも。

category:Research author: kei at 2008-09-24 (Wed) 12:49:42

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