NSF proposal †
National Science Foundation (NSF, http://www.nsf.gov/ )にプロポーザルを出した。NSFからの研究費は日本で言うところの科研費にあたる。以下、メモ。
- 研究プログラム毎に応募。Top downで決まっている研究推進方針(プログラム)に対して、貢献できる内容を提案する、という形式。どちらかというと地球環境研究総合推進費などと同様。
- 金額・期間に制限がない。まあ、あまりに普通でない提案はあまり歓迎されないだろうが。
- 締め切りがバラバラ。一般的なプログラムだと締め切りなしが多い。
- 提案書の体裁が割りと自由。指定されているのは、マージンとフォントの大きさ、あとページ数程度。章立てや図表も自由。ただ、Intellectual MeritsとBroader Impactsについての記述が含まれなければならない。
- 内容(narrative)15ページ、サマリー1ページに容量限定。あと必要なのは、カバーページ(指定)、引用文献(制限なし)、予算表と理由、レジュメ、研究協力者からの承認書など。
- 間接経費は直接経費の54.5%。東大だと43%くらいだから、高い。その分(?)、事務からの助力は手厚い。
- 自分の給料の一部を計上可能。その研究に費やす時間は他のことはできないから、その給料をNSFに持ってもらう、という理屈。(当然その時間は大学からの給料はでない。)
- 上記の裏返しで、自分の給料が必要だから請求予算はどうしても高くなる。だから、同じ額のAwardなら、科研のほうが断然リッチだ。
- 内容・サマリー以外は全部事務が作成。Broader Impactsに関する専門アドバイザーもいて非常に助かる。
- Fastlaneというシステム(https://www.fastlane.nsf.gov/ )から電子投稿する。(事務がやってくれた。)
- 科研と同様に研究者番号の登録が必要。
category:Research author: kei at 2008-11-01 (Sat) 23:18:13