Seminar report

Gregory C. Johnson (NOAA/PMEL and UW/Oceanography), "Recent Warming and Freshening of Antarctic Bottom Water."

海水塊の輸送・混合、すなわち海洋循環の詳細について。よく示される「海洋コンベアベルト」は単純にし過ぎらしい。実際には南極を中心に太平洋・大西洋・インド洋の3流域に上層・中層・下層に分けられる海流が行き来していてもっと複雑なのだと。

深くはよくわからなかったのだが、観測に基づいてドコドコの水の分布を推定しているっぽい。でAABW (Antarctic Bottom Water)とNADW (North Atlantic Deep Water)の分布を調べてその時間変化を追っている、とのこと。僕の研究の場合の色水(出身地で区別した水蒸気)と違って、実際に塩分濃度や水温等々を調べれられるのが良い。(AABWを定義した図

すごいよくしゃべる人でした。が、こないだに引き続きなんだかスクリプスの学生たち最近元気ないのかも、と思った。置いてけぼりにされているような。。。

category:Seminar author: kei at 2009-02-05 (Thu) 10:44:23