Dr. Duane Waliser (JPL/CalTech), "US CLIVAR MJO Working Group: Efforts to establish and improve MJO predictions."
面白かった。1980年代のモデルと最新モデルのMJOの再現スキルはほとんど同じ。ぶっちゃけ何も進歩してないわけで、それでも廃れずに重要課題として続いていることがある意味すごい(皮肉ではない)。
彼らのグループが力を入れているのが、MJO再現スキルのmetrics作り。U200, U850, OLRにEOFかけて第一と第二モードの時係数をプロットすると、ぐるりと半時計方向の円を描く。その一連の作業をパッケージ化して宣伝中らしい(ここのNCLスクリプト群参照)。要するに、ENSOのNino3、解析の500Zなどに匹敵する、わかりやすい指標を広めるというもくろみのようだ。そういうのも大事だが、メカニズム解明はいいのだろうか。聞いてるとどうも、パラメタリゼーションを使ってる限り解決不可能な問題なのでは、とも思う。
#comment2_kcaptcha