アメリカの医療費は(日本に比べて)高いことがよく問題にされているが、保険の種類によって負担額が大きく変わる、というのがより大きな問題なのだと最近特に思う。年金と同様、個人の選択によって損得が出るわけだ。この点は、住民全員ほぼ一律の日本とは逆の理念から出てきているということであって、どちらが良いという問題ではないと思われる。
というわけで、とりあえず命的に重要なのが医療保険である。ここで強調したいのは、選べるようならHMOを選びましょうということだ。日本語でアメリカの保険について説明しているページでは結構負担額定率制のPPOを薦めているものが多いが、定額制のHMOのほうがbenefitが圧倒的に大きい。一回の検査に数百ドルってのはザラだから。それでいて、月ごとの負担額はHMOのほうが安い(雇用主による拠出がある場合)。
日本人的感覚では「PCP (primary care physician)」というのに若干違和感を抱いてしまうのだが、大きな病院だとPCPと関係なく別の先生にアポを取れるのでそんなに不自由しない感じ。
数字に関してはそのうちにこのあたりでまとめるつもり。保険について、HMOを薦める情報があまりなかったので、とりあえずまずは自分から情報発信してみた。
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