午前はmeeting、午後はseminar。
まず、Climate Action Team (CAT) によるscience meetingが開かれた。3 millionの借金をして建設したとかいううわさの新しい会議場の杮落とし(?)でもある。CAにおける気候変化の影響評価に関する研究について、市民とメディアを招いて発表・質疑応答するという趣旨。
時間の都合で午前しか参加できなかったが、水・経済セクター、農業セクター、森林火災セクターに関する発表が聞けた。やってる研究はどれもCMIP3データを応用したシミュレーションで目新しくはなかったが、数字を出すことに意義があるようだ。その辺は日本と同様。カリフォルニアならではという意味ではやはり森林火災。メディアの注目度も高く、発表者がFOXのインタビューを受けていた(夜のニュースでやっていた)。
発表よりも面白かったのは、市民による質疑。「シミュレーション当時に将来だった現在について、予測の精度はどうだったのですか」とか、至極まっとうな質問が飛び出していた。うん、まじめにやっている人いない気がする。多分当たってないから。
午後はProf Peter Baines (University of Melbourne)による"The attribution of causes of current decadal droughts"。GPCPとHadSSTにEOFをかけてその成分をあーだこーだいうもの。降水は第3EOFにTrendが現れる。
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