サマリー:
朝5時出発。夕5時半帰宅。With Hiroさん, Atsusiさん。
Mexico Baja Californiaの付け根のスポット、K38でサーフィン。初のOverhead Waveにズタズタ [sad]
昼飯は奮発してPuerto Nuevoのロブスター。
車でのMexicoからUSA入国は、2時間強の渋滞で本当に大変でした。
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San Diego to Tijuana

USA to Mexico

月曜から計画していた、Baja(バハ)日帰りサーフトリップ。もうすぐ帰国するHiroさんの4年越しの夢とのことで、ぜひこの機会に叶えねばならない。メキシコ用保険つきのレンタカー(ワゴン)を予約し、同僚のHidekiさんご夫婦からガイドブックを仕入れ、準備万端に見えた。…が、肝心の波乗りスポットの情報がWebに転がっている誰かの体験記だけ、というのがあまりにも情報不足だった。

朝5時に出発。レンタカー屋に寄ってからI805→I5と南下し、いよいよTijuana(ティファナ)にてメキシコ入国。が、ゲートがあって一旦停止するだけで、すんなり入れた。あっさりしすぎてて、後でアレがないコレがない言われるとイヤだな~と不吉な予感がよぎる。雨も降ってるし。

Police in Mexico

Tijuana

早朝のTijuanaは、なんだか薄汚い。そしてパトカーがウヨウヨいて、気づくと複数のパトカーにつけられていたりする。準備不足がたたり、道に迷っているあいだに、一台のパトカーが手招きしてきた。えっ、しょっぱなから捕まるの!?右折したところで止められるのかと思いきや、そのままブーンと去っていった。意味が分からないが助かったようだ。しかし、右折した先は一方通行で、また道がよくわかんなくなってしまった。

しばらく迷走した挙句、国道1号線という名前負けしてるボロッチイ道に入ることが出来た。ひどいデコボコ道、風景はスラムや廃車置場という飾らないステキな道だ。しばらく進むと、Rosaritoという町に到着。とりあえず、目的のサーフスポットがどこか分からないので、町に入ってみる。Tijuanaよりは少し落ち着いた感じだ。…とここでまたパトカーが後ろからやってきた。ライトを付けられて、今回は完全に捕まえに来てる。勘弁してくれ・・・ [sad]

停車すると、警官がやってきて「スピード違反と一時停止無視、チケット2枚100ドル」と抜かしよる。周りをきょろきょろみながら進んでたので、絶対にスピード出してないはずだが、一時停止はちと分からない。困った。警官がしきりに言うのは、「ここのスピード表示はキロでマイルじゃないからな」とのこと。どうも、ここでカリフォルニアナンバーをカモにしてるくさい。朝っぱらからついてない。てか車内には、メキシコ二度と来るか、というムードが漂っていた。スピード違反の証拠を見せろと粘ってみたが、「とりあえずPolice Stationまで行って上司に抗議しろ」と言われたので、しょうがなくついていくことに。

で、先導するのかと思いきや、またコッチ来いと手招き。一時停止無視の一枚だけにしてやる、とのこと。やっぱり測ってなかったのだ。まあ、とにかく少しはマシだ。そしてまた先導するかと思いきや、手招き。「緊急連絡が入った。お前らどっか行け」という言葉を残し、サイレンつけてU-turnしてどっか行っちゃった。残された俺らは「???」という感じ。どうやら見逃してくれたようだ。

恐らく、

  • 運転していたHiroさんの免許証が国際免許で、手続きがややこしそうに見えた。
  • 賄賂の申し出がなく、こいつらからは取れそうにない、と感じたから。

あたりが理由かと思われた。まあ、粘った甲斐があった。

Baja Malibu

Baja Malibu
Baja Malibu Oyaji

なんとか無罪放免されたが、気持ちはかなりダウン気味だ。気を取り直して行こう。警官によると、目的地の一つBaja MalibuはRosaritoより北らしいので、国道1Dという道を海岸沿いに走る。

ギャグみたいな門があって、そこがBaja Malibuの町のようだ。Leftのビーチブレイクで有名なところらしい。しかし、誰もいなかった。波は高いようだが天気悪いからかなあ。ちと寂しいし怖いので、ここは見物だけにする。ここにいる、通称○ァック○フオヤジは唇にタトゥする相当なツワモノだ。宣伝してゆきたい。

K38

Puerto Nuevo Morning
K38

また南下し、有料道路に乗る。2ドルちょいと普通に高いが、その分いい道だ。しかし、目的のポイントはまたも過ぎてしまった。というわけで、行列のできるロブスターレストランで有名なPuerto Nuevoという町に寄る。しかし、早朝ということもありガランとしてる。行列なんかできそうにない。良かったら朝ごはんにしようと思ったが、止めた。

今度は普通の1号線でまた北上。目的のK38(国境から38キロ)に何とか到着。後で気づいたが、でっかいホテルとでっかいキリストが目印になる。K38自体は、町でもなんでもなくただのボロッチイ海岸だ。

車は割りと来てるが、海に入っているのは2人くらいだけ。どうしてだ??波はかなり来てる。肩くらいはあるかも。とりあえず、3人で行ってみることにした。リーフなのでパドルできるところまで行くのが大変だ。

K38-Wave
With Hiro-san

なんとかパドルアウトして、波を待つ。行ってみたら、かなりデカイ。頭行ってるんじゃないかな、というくらい。案の定、このタイミングを待ってたのか、人が次々とやってきた。それとともに波も上がる上がる。一度立ったときは、下に何もなくなってジェットコースターみたいに垂直落下でした。早く横にいけるようになりたい。てか、一度岸に戻ってしまうと帰ってくるのがめちゃめちゃ大変だった。

明らかにOverheadの波。そしてめちゃうまい人たち大勢。僕はすみっこでやるしかなかった。ひざ立ちすること数度、しかしたまに直撃する巨大波に打ち砕かれ、洗濯機状態。ひいひい言いながらパドリング。2時間半いたけど、結果は惨敗でした。ちなみに洗濯機になると上がわからなくなってもがくと下手すりゃ下に行くから危険だ。

Lobster in Puerto Nuevo

Puerto Nuevo Noon
Lobster

いよいよ、飯だ!ロブスターだ!朝下見したときのサビレ具合から、かなり期待できない感じだが、行ってみましょう。…とまたPuerto Nuevoに行ってみたら、目を疑うくらいの大盛況!場外駐車場が満車、人が溢れ返ってる。同じ町かよ!というくらい。天気も良くなったし。そして、ロブスター屋には長蛇の列だ!噂は本当だった…。 とりあえず時間もないので、一番混んでるところはやめて、ツーというレストランに入る。歌とかもあって、ワンよりも少し高めのようだ。

プレーンな焼きロブスター、チーズどっさりの詰めロブスター、そして海鮮鍋をそれぞれ頼む。ブリトーとソフトタコ、ライスと豆が出てくるのだが、どれも最高でした。ただ、普通に高い(一人30ドル弱)のが気になるところ。まあ観光客価格なのかな。

Mexico to USA

Mexico to USA

2時ごろまでぶらぶらして、帰路についた。5時までにレンタカーを返さなければいけないけど、Tijuanaで混んだとしても余裕でしょう、というつもりだった。
…しかし!!!その見積もりはまたもや非常に甘いものでした。Tijuanaに近づくにつれ、車が増え、街中では完全に渋滞。しかもいつの間にかSan Diego方面のレーンから外れてしまい(というかすごいわかりにくい)、また大きくぐるぐるぐるーりと回って帰国レーンに入りなおし(道路封鎖があり、何度か失敗した)、後はほとんど停滞。(色んな屋台と売り子が出ていて、それなりに面白い。) 

2時に出て、余裕を見て4時にはアメリカに入って4時半レンタカー返却、のつもりが、通関前ですでに4時半だ。ヤバーイ。とりあえずレンタカー屋に連絡し、なんとか通関を抜けたのが4時45分くらい。ちなみに通関では、パスポートを見せて「車に他に誰もいないな」と確認されただけだった。これで麻薬とか防げるのだろうか、なんて野暮なことは聞いちゃいけない。 通関抜けた後は犯罪者さながら15分車をぶっ飛ばし、なんとか駆け込みセーフで返却でした。ホントぴったり。なんだかんだ言って、結果オーライに収まる旅でした [bigsmile]